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『テキオー灯』
辻村深月 「凍りのくじら」
 



* * * * *
この言葉、この場面、
いつもここで文字が滲む。
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なぁ、お前を月まで飛ばしてやるよ。
辻村深月 「子どもたちは夜と遊ぶ」
 



* * * * *
格好いいっていうのは、こういうことを言うんだろう。
月の光が希望にかわる瞬間。




唐突に気付いた。
他人だからこそ、愛しいのだと。
辻村深月 「子どもたちは夜と遊ぶ」
 



* * * * *
天使の前で盲目だった浅葱くんが、気付くところ。
もう、本当に本当に切なくて仕方がない。






万有引力とは、引き合う孤独の力である

谷川俊太郎 「二十億光年の孤独」




 

* * * * *
歌えなかったけれど、好きな合唱曲のひとつ。
もちろん、歌詞が好き。
 




自分は偶然に死ななかった。いもりは偶然に死んだ。
志賀直哉 「城の崎にて」
 


* * * * *
生と死の境界は曖昧で、だからこそ、いきものは淋しい。





責任を感じるから、自分のためにその人間が必要だから、その人が悲しいことが嫌だから。そうやって『自分のため』の気持ちで結びつき、相手に執着する。
その気持ちを、人はそれでも愛と呼ぶんです。
辻村深月 「ぼくのメジャースプーン」
 


* * * * *
「ぼく」に対する、秋先生のことば。

辻村深月さんの作品は、どれも好きです。






(Ora orade shitori egumo)
宮沢賢治 「永訣の朝」



 
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(おら おらで しとり えぐも)
……わたしはわたしで、ひとりであの世へ行きます。

賢治の、若くして亡くなった妹のことば。

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